例えるならば、概念型カリキュラムは”するめ”
- Shinwa Miyachi
- 2月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2月9日
わたしがこの概念型カリキュラムという言葉を知ったときの心のワクワク感とは裏腹に、
人々が”概念”という言葉から受け取るニュアンスというのは、
ワクワクというよりも、不可思議・謎と感じるのだなと肌感覚でそう感じています。
この文章を書き始めると、ふと自分の実践し始めのころへと記憶が。
確かに、Key conceptだのRelated conceptだのやたらConceptという言葉を聞いては、
何だこれ?意味あんの?と翌日の授業のことを悩みながら、
悩みの解決には微塵も役に立たない(と、当時は思っていた)概念という言葉に
若干の苛立ちすら抱いていたと思います。
それよりも、
なにすんの?(学習コンテンツ)
どうすんの?(指導方法)
なにをおしえなければならないの?(学習指導要領に示された内容)
というか、小学生ってどうあつかうの?(生徒指導)
というような疑問が頭を占拠するのです。
で、ぜんぜん気づきません。
「これをすることで、どこにむかってるのか。」という問いが欠けていることを。
本当はその答えを求めて、公務員教師を辞め新たな教育現場に飛び込んだにも関わらず、です。
そんな欠けに気づくことなくがむしゃらに進み続けたあるときでした。
実際にUnit Plannerをつくってみる。という機会をいただきました。
そもそもUnit(単元)というものは、ある程度決まっている内容が並んでいるものだ。という認識でしたから、(というか当時はそういう自己認識すらはっきりしていなかった)決まりきっている内容に中心となる考えを通すという発想はもともと持っていたにせよ、Unit(単元)ごと1から設計するなんていうことは一切考えたこともありませんでした。
研究授業も何度か経験ありましたが、見に来てもらう1時間の授業をどう作るか、という試行錯誤はしてきたものの・・・。と言った感じでした。
つまるところ、授業づくりの根本的な認識が今とは全く違うものでした。
そんな私がUnit Plannerをつくってみて、少しずつ見えはじめてきます。
これが概念型に出会ってから半年後の状態です。
するめは、まだまだ味すらしていません。
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